asepriteを使おう!

概要

asepriteというピクセルアートに特化したソフトがsteamでセールが来ていた。

https://store.steampowered.com/app/431730/Aseprite/?l=japanese

ほーんと眺めていると、このソフトはソースコードが公開されており自分でビルドすることができるらしい。

https://github.com/aseprite/aseprite/

試しにビルドしてみました。

この記事はそのメモやまとめです。 すでに設定済みの項目がいくつかある。 試行錯誤しながらやったので、手順として不要かもしれない。あくまでメモ用。

準備

今回は私の作業環境のwindwosで進めます。 必要なものは以下にまとめられています。

https://github.com/aseprite/aseprite/blob/main/INSTALL.md

git

私はソースコードのダウンロードはwidonws gitを利用しました。 インストール方法はググるとすぐに出てきます。

インストールさせたらコマンドプロンプトでインストールされていることを確認しましょう。

git --version

Visual Studio Community 2022 + Windows 10.0 SDK

こちらからダウンロードできます

https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/

以前にVSをインストールしていたので、Visual Studio Insallerを利用して、Visual Studio Community 2022 + Windows 10.0 SDKをインストールします。 公式の手順だと以下のように英語です。

https://imgur.com/a/7zs51IT

日本語ではC++ によるデスクトップ開発にチェックを入れて必要なものをインストールさせてください。

001

CMake

こちらからWindows x64 Installer:の最新版をダウンロード。

https://cmake.org/download/

インストールする項目でPATHを通すかどうか聞かれるので忘れずにチェックを入れてください。

Ninja

こちらからninja-win.zipをダウンロード

https://github.com/ninja-build/ninja/releases

解凍したninja.exeをPATHが通っている場所においてあげます。 私はC:\ninja\binにおいて手動でPATHを通しました。 PATHの通し方は

https://realize.jounin.jp/path.html

を参考にしてください

skia

こちらからwindows最新版Skia-Windows-Release-x64.zipをダウンロードしてください

https://github.com/aseprite/skia/releases

ダウンロード後、解凍し中身をそのままC:\deps\skiaに配置してください

ソースコード

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下を実行。 ダウンロードする場所はどこでもいいです。

cd %HOMEPATH%

git clone --recursive https://github.com/aseprite/aseprite.git

cd aseprite
git pull
git submodule update --init --recursive

versionを書き換える

そのままビルドすると以下のようにversionがv1.x-devになるのであらかじめ書き換えます。

002

コミィティを見ると以下のような回答がありました。 ブランチを別で切っているようですが、別にそこまでする必要がないのでファイルだけ修正します。 (やってみたのですが、サブモジュール関連がややこしくてヤメました)

https://community.aseprite.org/t/what-does-v1-x-dev-version-mean/12299/2

What I did was to checkout the release tag on GitHub git checkout tags/v1.2.37 -b v1.2.37 and > changed the line src/ver/CMakeLists.txt:5 to specify which the version v1.2.37 manually.

aseprite/src/ver/CMakeLists.txtの5行目を修正してあげる。

 # Version of Aseprite
-set(VERSION "1.x-dev")
+set(VERSION "1.3.2")

これで必要な素材が揃いました。

ビルド

あとは手順通りにビルドするだけです。

https://github.com/aseprite/aseprite/blob/main/INSTALL.md#windows-details

管理者権限でコマンドプロンプトを開き以下を実行。

call "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\Tools\VsDevCmd.bat" -arch=x64

さらに以下を実行。

cd aseprite
mkdir build
cd build
cmake -DCMAKE_BUILD_TYPE=RelWithDebInfo -DLAF_BACKEND=skia -DSKIA_DIR=C:\deps\skia -DSKIA_LIBRARY_DIR=C:\deps\skia\out\Release-x64 -DSKIA_LIBRARY=C:\deps\skia\out\Release-x64\skia.lib -G Ninja ..
ninja aseprite

完了するとaseprite\build\bin以下にexeファイルが作成されるので起動できるかチェックしましょう。

日本語化

無事起動できたので日本語化させます。

https://wikiwiki.jp/aseprite/日本語化

参考資料

https://moao.hatenablog.com/entry/2023/06/13/205627

http://blawat2015.no-ip.com/~mieki256/diary/202003102.html

https://ojisanndaradara.hatenablog.jp/entry/2022/03/03/213251